自分の感情を無視した結果、感情が表に溢れ出ているって話
こんにちは。4月になって新生活がはじまって、環境が変わったりする人も多いんでしょうか。私はというと、そんなに変わることもなく。でも前進している気配も少ないのでちょっと焦っています(*_*;
まぁ、焦って動くのではなく、興味のある方に自然にすっと動いて行きたいものですね。
さて、最近カウンセリングについて勉強しているのですが、そこで出てきた「自己一致」という言葉がすごく自分のなかでハラオチした、という話です。
毎日なんだか精神的に苦しい、なんて人には役立ちそう。
自己一致ってなに?
自己一致とは、自己概念(そうであるべき自分)と自己経験(あるがままの自分)が一致している状態のこと。
http://www.nanao-hospital.jp/research13/k1309.html
つまり、自分のことを受け入れられているかどうか、という感じでしょうか。そして、この逆で「あるべき自分」と「あるがままの自分」にギャップがある状態を、自己不一致というんだそうです。
この自己不一致の状態が強いと、人の心は不安定になります。
自己不一致な状態で起きるコミュ障不具合
例えば飲み会なんかで、「キャー!久しぶりー!カンパーイ☆」みたいなノリが望まし時とかあるじゃないですか。ありますよね? でも、自分はそういうノリが好きなわけじゃないけど、頑張って付き合って、帰り道疲れちゃう、みたいなことないですか。あるんですよ!
いわゆる自称コミュ障な人にはあるあるかと思うんですけど、こんなに頑張ったのになぜか友達ができなかったとか、次自分は呼ばれなかったとか、会話に入れなかったとかあると思います。もうほんと疲れますよね。消えたくなりますね☆
でもたぶんこれって、「そーいうノリ嫌なんだよな!」っていう感情や言動が、表に溢れ出ちゃってるからなんですよ。
じゃあどうすればいいのかって言ったら、一番簡単なのは「そーいうノリ嫌なんだよな!」って感情を無視しないこと。
これでコミュ障が解消されるか、というとそれは私も実験段階なのでなんとも言えませんが、気持ちがちょっと楽になるって効果はあると思います。
帰り道やinベッドでの反省会がなくなるだけ随分マシですよ。
自分の感情を無視すると、どうなる?
世間的には「ポジティブ=良し」「ネガティブ=悪い」というような考え方はメジャーだと思います。また、親や教師からも「ちゃんと(周りにあわせ)なさい!」と言われて育つ子も多いですよね。
そうなると、合わせられない自分はダメ、と思うようになるし、いちいち辛いとか嫌だと考えていること自体が、自分が適応できていないような気がしてきます。
その結果、自分の感情を無視するようになるわけです。「楽しい」も「楽しいはず」になり、「辛い」は無視される。
でも「辛い」とか「寂しい」とか「嫌なやつだなー」なんて気持ちは、ほとんどの人が持つ感情であって、当たり前のものです。
でもこの感情はいくら無いことにしても、人は無意識に嫌なものを避ける傾向があるので、聞きたくない話は話を逸らしてしまったり、あいづちに違和感が出たり、いい感じの質問が出てこなくなったりする。感情は無しにはならずに、逆に感情が表に溢れ出てしまうんです。
感情を認めて、うまくコントロールしよう
心の中は自由です。
「寂しい」も「ムカつく」も「褒められたい」も思っていいんです。でもそれを自分で気づけないと、「褒められたい」ばっかりに自慢話をしてしまったり、「ムカつく」ばっかりに皮肉を言ってしまったりするかもしれません。
でも、自分で「あ、いま自分はこの人のこと羨ましいって思ってる」とか、「知らない話で盛り上がっていて寂しいって思ってるな」などと、一旦感情を認めると、感情を少しだけコントロールしやすくなるそうです。
この"感情を認める"、という作業が「あるべき自分」と「あるがままの自分」のギャップを埋める役割をしてくれるんですね。
まとめ
全然まとまっていないけど、自分の感情に目を向けるっていうのを最近実践してて思うのは、その瞬間ちょっとだけ冷静になれるっていうこと。怒ってても、悩んでても、一瞬客観的になるだけで、ヒートアップしないですむっていうのが結構いいです。
あと、恋愛の面でも役に立ちますよw
まぁこれは別の機会にでも書こうかな。
▽自己一致は、ロジャーズさんって方が言ってる言葉なので、詳しくはこちら
ロジャーズの中核三条件 一致 カウンセリングの本質を考える 1 (_)
- 作者: 本山智敬,坂中正義,三國牧子,村山正治
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▽こういう本にはだいたい「感情を分解しろ」的なことが書いてあります
▽読んでないんですけど、これはよさそう
やさしすぎるあなたが、少しずつ自分を出す練習 (Sanctuary books)
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